すべてのパーツの取り付けが終わった。
はずだが、残っているパーツがある。
抵抗2本とコンデンサ1本
マニュアルには抵抗の値ごとに何本必要かが書いてあるし、どこに取り付けるかも書いてある。これで実際組み立てた基板の何処に付くかが検証できる。で、この2本の抵抗を調べると、全て既定の位置にとりついているので、余りのパーツと判断した。
コンデンサーは、103で基板の裏側に取り付けるものだが、この大きさのパーツでは高さが高すぎてケースに収まらないところが1か所あって、そこはもっと背の低い部品を手持ちのパーツから取り付けた記憶がある。
この写真でパワートランジスタとケース取り付け用のブラケットの間にある黄色のコンデンサがそれ。手前の青い104はこれも高さが高いので寝かして取り付けている。他の部分の103は基板裏側にとりつくものはすべて寝かせて取り付けたがここだけは無理だった。
使う数が多いコンデンサは値ごとに形状を変えているみたいなので組み立てる時に間違いは少ないが、こういうところが出てくるみたいだ。といってもすべてのパーツでここだけなので組立時のめんどくささを考えれば仕方ないかもしれない。
(手前の青い104の角が溶けているのは半田こてが触れてしまって溶けた跡)
完成形
これからは機能チェック
まず各バンドでの受信感度調整。バンドパスフィルタのコアを回して一番聞こえる場所にとりあえずセットする。
次に送信電力チェック
パワーメーターとダミーロードを使って、受信感度と同じコルのコアを使ってパワーが最大になるところに微調整する。
ややこしいのは、2バンドで共通のコイルを使っているバンドがあるので、一つのバンドで最大にするともう一つでパワーが出ない場合があることで、両バンドで同じパワーになるように調整した。
しかし、最初はいくらやっても7W以上パワーが出ない。やはりトロイダルコアの巻き方や終段のインピーダンスマッチング用のトランスの巻き方が悪いのかと疑ったが、マニュアルを読むと送信時の電流制限をかけられるらしい。これをチェックすると2A以上は流せない設定になっていた。これを2.5Aまで上げてみたらで14.5Wまで出るようになった。
でも24Mhz,28Mhz帯ではいくら調整しても8Wしか出なかった。
あまり使わないバンドだから良いことにしよう!
(2.5-0.2)×13.3V=30.59W
ここで0.2は受信時に流れる電流、13.3は電源電圧、これだとファイナルの効率は約50%だからまあまあそんなもんかな?
最後にスプリアスチェック
これはスペクトラムアナライザーが必要だが、SDRPLAY社から出ているRSPduoというSDR受信機にスペクトラムアナライザー用のソフトがあって、これを使うと簡易型のスペクトラムアナライザーとして使える。
これもUSB接続でパソコンとつないで使うタイプ。
受信信号がない状態の画面は、
ところどころ内部発振なのか信号が見えるが、これを5W出力設定で接続すると
基準信号以外にはほとんど信号は見えない。これで1Mhzから51Mhzまでスキャンしている。
基準信号は-14dBmの強さ。
これはパワーメーターに-50dBのアッテネーター出力が付いているのでこれを測っている。
このスペクトラムアナライザーでは0dB=1mWだから-14dBは40μW=0.00004W
でアッテネータ分を割り戻すと4Wだからまあまあそんなものだろう。
パワーメーターの裏側
50dBアッテネーターアウトプットマックス0.1wと書いてある。
ということは入力は10KWまで可能ということになるけど???
パワーメーターの計測範囲は3kwまでだけど
made in taiwanだからこんなもんかな。
ともかく、これで一応基本のK2キットは制作完了ということになる。
後はオプションパーツの組み込みで、
購入したのは
160mキット
ノイズブランカ
ssbキット
オーディオフィルタ
IOコントローラ
の5つなのでまだまだ先は長い。
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