プリントがはがれたAPMMINI基板ですが、うまく信号線がつなげたと思ったのですが、次の日もう一度試すとサーボが動きません。
テスターで調べると断線箇所はなさそうですが、他のチャンネルと比べて抵抗の値が違ってます。
何度かやってるとだんだん大きくなり最後には抵抗値が無限大になってしまいました。
???
抵抗の前から端子までは完全に導通してます。抵抗の後ろからATMEGAまでも断線はしていません。
となると・・・・・・・
仕方ないので奇蹟的に空中配線した部分をもう一度外します。この時は涙が出そうでした。
外した抵抗値をあたってみると、無限大 ???
どうもチップ抵抗自体が壊れたみたいです。
こんな小さな部品ストックもないし、あったとしてももう一度半田付けする自信がありません。
で、普通サイズの抵抗で挑戦してみることにしました。
リード線で壊れた部分を引出し、作業が楽な部分で抵抗をくっつける作戦です。
こんな感じ
しかも抵抗のちょうどいいのが無いので、2個直列で1kΩ作ってます。
実はこの写真は、最終段階で、その前にもう一回悲劇が・・・
抵抗が半田付けされてたプリントにリード線を半田付けしたのですが、サーボを繋ぎ動いたのも束の間、導通試験中にちょっとした拍子に力がかかり、またその部分のプリントがはがれてしまいました。
ん~がっかり。というか自分の不注意に腹が立ってきました。
残るは、0.65mmピッチのMCUから出ている足に直接半田付けするしかありません。
0.65mmピッチは想像以上に狭く、隣の足にすぐ半田が乗ってショートしてしまいます。これも何度かやっては、半田吸い取り線でやり直すの繰り返しです。
そのうちこのピンの足が基板から浮いてきました。浮いた足に半田付けしてもまた振動やちょっとした力で今度は足がもげてしまいそうです。そうなったらほんとにこの基盤はお釈迦です。
最後は、配線ではなく、抵抗のリード棒をやすりで細く削って(0.2mm位)、両サイドの足は、ソルダーレジスト補修液を分厚く塗って半田がほかの足に行かないようにしてのトライです。
と言っても、ソルダーレジスト補修液は耐熱が100度しかなく、半田が解けた状態の温度では役に立たないのですが、それでもないよりはましです。
一瞬で勝負しなければならないので、細く削ったリード棒にごくわずか半田を載せて、えいや~で半田付けです。
なんとかうまく行ってサーボが動いたので、すかさず、5時間エポキシでその部分を盛ってリード棒がちょっとやそっとで動かないように固定しました。
完成形です。もう一切変更はできませんしMCUの交換もできません。
ここまで7時間の大手術でした。が、何とかボードは生き返りました。
今回活躍したのは、秋月電子で売ってるSMD用のテスターです。
小さな表面実装部品を確かめるにはなかなか使いやすいです。
しかも、わかりにくい抵抗とコンデンサーは自動判別してくれます。
うひー、災難でしたね。Kbarの何倍もお値段がするだけに必死ですよね。
返信削除狭い箇所の補修はハンダブリッジでよけいに被害が広がるのとの戦いになりますけど、レジスト液は思いつきませんでした。耐熱にはならなくてもハンダの食い付きを悪くして防いでる感じでしょうかね。
吸い取り線が登場するのを見てちょっと疑問に思ったのですが、もしかしてフラックスはお使いじゃないでしょうか?
フラックスを塗ると、かちかちに固まったハンダが新品同様に活性化するので、ハンダを追加しなくても基板に乗ってるハンダと、くっつける線にハンダめっきした分とであっためるだけでくっつきます。ハンダを増やさないので失敗してもブリッジの心配が低いです。
また、活性化したハンダは表面張力が高くなるので、仮にハンダブリッジしちゃった場合でも、余分にハンダを供給してさえいなければフラックスを塗って再加熱するだけで勝手にハンダがそれぞれ元ついてた場所に戻ります。
もしお使いでなかったら絶対にお勧めですよー。
Sahiho様
返信削除生き返ってほっとしてます。が人工を考えると素直に買い換えたほうが安上がりだったかもです。
フラックスって半田の芯に入ってるやつですよね。付ける時は半田に入ってるのでそれを利用していますが、よく考えるとそのために半田が供給過多になってるのかもしれません。液体のも持ってますがあまり使ってません。
ブリッジを解消する時には使ったことが無かったです。今度やってみます。
そのまえに、こんな作業をするにしては鏝先が大きすぎるのかもしれません。
これでも温調付半田鏝にしてだいぶ楽になったんですけどね。
おお、お持ちでしたらぜひ、騙されたと思って使ってみてください!
返信削除こんなのチートや!いんちきや!と思うくらい楽になりますよー。
私も以前は細かいハンダ付けは15Wとかの低出力で細いコテ先、と思っていたんですが、フラックスの導入で完全に手順がかわりまして、今度は接触面積が大きくてしっかり短時間で熱をハンダに伝えられるような40~70Wくらいで太いコテ先の方が安全に作業できるようになりました。
やってみました。確かに楽です。これから多用させていただきます。
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