2014年7月10日木曜日

コネクター交換編、重大事故発生! (V120D02S-APM化)

APMにしろ受信機にしろ、マイクロヘリでの使用は想定してないようで、コネクターはほとんど2.5mmピッチです。マイクロヘリの場合は1.25mmピッチが多いのでそのままポン付けはできません。

と同時に、2.5mmの端子がかなり重たい。

オリジナルの受信機は、


綺麗に1.25mmピッチのコネクターが並んで、重さ5.23gです。

それに対して、APM(hkpilot mini)は

8.83gです。その差3.6g。大したことないかと一瞬思ってしまいますが、これに受信機


と、GPSモジュール(12g)も載ります。

で、まず受信機のコネクター付け替え


カバーを外し、


端子の半田を取ってその部分に1.25mmピッチのコネクターを半田付けして完成。

同じことをAPMにもやります。


9チャンネル分のコネクターを半田付けして完成


外したコネクターの重さは、



3.75gですから受信機分くらいでしょうか?でも、新たにコネクターを付けているのでさほどの改善にはなりませんでした。

これで完成のはずでしたが、

実は既存のコネクターを外す時に事故発生。

表のコネクターの半田を吸い取り、全て取れたと思って裏側の作業をしていると、裏の作業完了時にコネクターが外れるはずが、表の1か所の作業が不完全で半田が残っていて、裏が取れた瞬間に不完全だった場所だけで端子が宙吊り状態。
慌てて支えたのですが時すでに遅し。見事にその部分の銅板がプリント基板から剥離してしまいました。

こうなると、どうにもならずこの基盤は捨てるしかないのですが、7000円も出して一度も使ってないのにゴミ箱行は忍びないので、あがいてみました。

使ったのは、


ENGINEER製のSMDチップ用ピンセット。

何が良いかというと、まず非磁性材でできてます。小さな部品を扱うのに磁性があると変にくっついて作業が難しいですが、それがありません。

次に、先端が


こうなっていて、小さなSMDパーツが掴みやすいです。

と言っても今回の事故の修復は大変です。プリントがはがれているので、そのままでは半田付けする相手に届かず、間を延長しなければなりません。相手はSMDの抵抗で、1mmにも満たない部品です。
しかもコネクターを7つ並べてつける必要があるため、先に他を付けてからの作業で、うまく半田付けの場所が見えません。

何度か挑戦するも、熱で相手の抵抗まではがれる始末。この時はさすがにこれまでかと思いましたが、気力を振り絞って再挑戦。

何度かの失敗の末、奇蹟的にこうなりました。


左右の端子は、プリント基板にコネクターを半田付けしてますが、中央のはがれたところ(色が違って見える部分)は、抵抗(斜めについてるやつ)と、延長のためのリード線とコネクターが空中配線されてます。
この写真を見ると延長のためのリード線が太く見えますが、使ったのは


この抵抗のリード線です。測ると直径0.5mmです。この抵抗のリード線はコネクターの+、-の端子の接続にも使いました。

ついでに、他のチップスです。

1.25mmのコネクターのコンタクトは圧着しますが、使う道具は、これまたENGINEER製のPA-09です。


これで、1.25mm用のコンタクト


これに配線を合わせて圧着するのですが、一個ずつ切り離すと、ほとんど失敗します。

で、


ベルト部分を残したままこの部分で、コンタクトと配線を押さえて圧着すると、ほとんど失敗しません。

閑話休題、一応動作確認です。


受信機もコントローラーも動作しました。空中配線チャンネルもオシロで見るとちゃんと波形がプロポのスティックに合わせて変化しました。

やれやれ、一安心です。

次の問題は機体への搭載です。

つづく


2 件のコメント:

  1. nobさん、こんにちはvuvuです

    お~・・・これは大変でしたねぇ~(^○^;)
    でも、最後のカラフルなLEDで癒されますね。(^_^;)

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    1. ヴヴ様
      ありがとうございます。ところがこれで終わりませんでした。続きは次回で。

      LEDは実際は点滅で写真よりもっとカラフルです。

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