2013年10月14日月曜日

テールロータ推力測定(続き)と反トルク測定(長時間負荷掛けたためか、また、モーター2個とESC1個ダメにした)

続きです。

範囲を広げて、mini cpの2S-2SとV120も測ってみました。

結果です。(画面をダブルクリックで拡大します)



メインモーターは1行目のC05Mのみ1S駆動でその他は2S駆動です。

しかし、測定中に負荷を長時間かけ過ぎたのか、PLUSH10A、HK14000KVモーターとも焼損です。わからず繋いだHK13000KVも続けて焼損。

赤背景は、測ろうとしましたが、ESCが壊れたため測定できなかった項目です。

14000KVはこれで3個ダメにしました。約1年で3個、ブラシの寿命と変わらないかもです。

モーターだけでなく機体の破損も相当です。しかも、


カーボンメインシャフトが折れてヘッドが曲がっています。こんな破損はノーマルでは考えられませんでした。

確かに飛ばしていてぶっ飛びで気持ちいいのですが、やはり2S化はかなりのリスクがありそうです。

どうも、車でいうと、市販車では飽き足らず、GTRも乗りこなせないのにF1カーを目指しているって感じかもしれません。

それをノーメンテで、墜落多数で維持しようとしているのですからかなり大変そうだという事がやっとわかってきたところです。耐久性を求めるならグレードダウンも仕方ないかなと思い始めています。

という事で買い置きしてあった2Sで使えるモーターをラインアップに入れることにします。


C05XL 5500KV 130X用のモーターで2S使用ができます。AEOは一抹の不安がありますが、これしかなかったので仕方なく。でも安売りで$9で売ってたので2個も買っちゃいました。

比較してみてわかることがたくさんあります。

1.2S-1Sは完全にテールの力不足です。

2.14000kvとHP-08は、飛ばした感覚通りあまりトルク差がありません、大したものだ。

3.V120のテール反力は16000回転しかしてないにもかかわらずかなり強力で、ローター直径によるものでしょうか?

これをもとに、設計のし直しをしました。


緑の所が新しく考えたシステムです。

mini cpは今まで通り3機体制、2S-2S,2S-1S,1S-1Sですがそれぞれで特徴を持たせないか検討中です。

まずは、収まってない2S-1Sのテールですが、1SでHP-08を受け持つのはちょっと無理がありそうです。で、メインモーターを変更することにしました。新しく買ったC05XL 5500KVです。

これなら反トルクが18gなので7mmのブラシで何とかなりそうです。

2S-2Sはハイパフォーマンスを求めるためHP-08をメインに使って12000KVを2S使用することを考えましたが、どうも、12000KVのテールのトルクが大きすぎてBLHELIが制御しきれない気がしています。

2S-1Sのテールを交換して、実験してみます。



この写真は、2S-2Sの機体(テール用2SESC付)にメインモーター5500KVを載せて、テールは7mmブラシ(1S駆動)、HK7900KV、HK12000KVを用意しているところです。

12000KVは昨日の飛行で、ホバリングでワグが納まらず不安定です。トルクが大きすぎるかもしれません。

7900KVの2S駆動が安定していれば、HP-08と組み合わせてみるつもりです。

(Takano様のコメントでHK製2gモーターが2Sで34gの推力があったとのことなので、同じようなKV値のモーターで反トルクは何とかなるだろうと予想しています)

テールの12000KVの2S駆動は70gの推力を得られるのでV120のテールブラシレス化も何とかなりそうです。

というのも、V120はデュラブルではあるのですが、テールが弱点で、

きのこギアはすぐDカットが舐める。


3個セットで売ってるのでなめない片割れがたまっていきます。一番よく舐めるギアは金属にしてみましたがこれも舐めました。

テールサーボの寿命が短い。

調整が難しく、風があるとテールが安定しない。(MINI CPの方が安定しています。)

等です。

調べてみると昔V120D03というテールのモーター駆動機が存在したみたいです。

で、やってみました。


2S使用ができる8500KVのモーターがあったので、これをHKRCのメタルホルダーと純正ブラケットを加工して3mm角カーボンパイプに取り付けました。



カーボンパイプは2mmカーボン丸ロッドとエポキシで内部充填し強度アップを図るつもりです。(最初から無垢を使えば良いじゃんって言われそうですがこれがテールモーター取付の肝になってます)



テールローターはまだ選定中ですが、SCP用の48mm直径があるのでそれを試してみようかなと思ってます。12000KVを取り付ければこのローターでも純正と同じ推力が得られるので最悪はモーター交換です。

写真で見てわかる通り、テールリンケージ、サーボ、駆動シャフト一切ないのでかなりシンプルです。

問題は制御系ですが、BLHELI 10.4でテールのPPM信号がうまく制御できるかが最大の難関です。

マスターCPでは途中であきらめているので今回はリベンジです。


3 件のコメント:

  1. そうそう! テールモーターの120/130クラスですよね! 私も130Xがあまりにも安定してて練習しやすいので、落としてもテールの調整で悩まなくていいおおざっぱな作りの機体が欲しくなっています。反トルクデータ参考にさせていただきますね。
    メインフレームをV120で行くか130Xで行くか… 本当に基板もモーターも無いようなジャンク機が手に入ればいいんですけど。

    テールサーボのPPMは、スラスト0のときストロークの中間点にいるでしょうから、BLHeliに解釈させると全力の半分回しちゃいそうですね… テール仕様のときだけPPMの解釈方法が異なっていればいいんですが。
    もしダメならPPM→PWMコンバータをPICか何かで作ればいいかなーと思っています。

    返信削除
    返信
    1. Takano様
      コンバーターですか。atmelだと標準でPWM信号が出せるので割と簡単かもって、私にはまったくできませんが。
      BLHELIはテールにも使えるので(PWMだとminiで使ってます)のでPPMでもキャリブレーションさえ取れれば使えるはずなんですが。マニュアルにも書いてるけどなかなかその通りいかないんです。
      何か操作が悪いんだと思います。

      削除
    2. あ、また脳内の文章をすっとばして物を言ってしまいました。。
      V120は持っていなくて試せないのですが、multiwiiのシングルローターヘリ版ファームが、説明文を読む限りテール信号はサーボを前提にしてるみたいでPPMしか出てこないと思うんです。なのでマイクロヘリで試そうと思ったらPPM→PWMのコンバータが必要かなーと思ってまして。。

      でもBLHeliでそのまま食べられればそれが一番ですよね。BLHeliのメインもテールも、PPM信号を食べさせるというのをやったことがなくてなんとなく避けていました。続報を期待しています。

      削除

誰でもコメントできるように設定変更しました。