2014年2月1日土曜日

V120D02Sを解析する・・・3(測定器どうしの差)

回転数や電圧・電流が正しい値を示しているかどうかを試してみました。

まず、回転数ですが、光学式回転数計・データロガー・音響ソフトで測ってみました。

機体の設定は、ピッチ0固定、スロットル0-100の直線で、ガバナーはオフです。

計測の様子です。光学式回転計をiPhoneで撮影し、俯瞰をデジカメで撮影したものを合成しました。

が、蛍光灯の下では光学式は蛍光灯の点滅を拾って値がおかしくなります。(常に3000回転を示します。50hzの交流電源なので分単位に直すと60倍して3000)

で、蛍光灯を消して、USB電源のLEDでやってみました。ビデオの中で最初に鳴っているのは、ロストアラームのビープ音で、次の高音はテールモーターの回転音です。



大失敗、暗くてメーターが読めません。

で、最高回転数の時のビデオ画像を処理して、回転数の画面を暗く、メーターの画面を明るくしました。


拡大すると


なんとか読めます。
回転数 7080RPM
電流   7.33A
電圧   6.67V

です。

この時のloggerデータは、


あれ~、回転数センサーの接続を忘れてました。

で、もう一度ロガーだけ計測


最高回転数 7180rpmでした。100回転ほど違ってますが、同じデータではないのでまあまあ誤差範囲でしょうか?

次に音響ソフトでの解析は、


WAVデータに変換してaudacityに取り込み、これをスペクトログラム表示にします。


この全データをスペクトル解析すると、


ピークが232hzですから、2枚ローターでは232×60÷2=6960rpm

少し違います。で、最高回転数辺りを抽出し(2枚上の写真の色が変わっている部分)、同じことを繰り返すと


今度は235hzになりました。7050rpmです。(なぜピークが変わるかはわかりません)

まとめると

光学式            7080rpm
データロガー    7180rpm(計測は同じ条件だがデータは別もの)
音響ソフト        7050rpm

なので、ほぼ信頼できそうです。

電圧、電流についてはビデオデータでは

回転数 7080RPM時に
電流   7.33A
電圧   6.67V

ですが、loggerでは見事に電圧と電流は線対称で、電流7.4A時の電圧は6.45V程度になってます。

まあこれもloggerのデータを信じてもよさそうです。

という事で、これからの計測はloggerだけで行ってもよさそうです。(ブログ的にはビデオ撮影したデータの方が良さそうですが、かなりめんどくさいです。)

今回の計測でわかったことは、モーター始動時は回転が上がっていないのに6Aも電流が流れている事や、ピッチ0、フルハイで、8A近くの電流が流れ、電圧が6.6Vまで落ちるとです。こんなに落ちるとは思ってませんでした。ピッチ付けるとどうなることやら。
ESCが12Aですが大丈夫でしょうか?っていつも飛ばしてるので大丈夫ですが。

それと、loggerデータで最初の方にパルス状に電流が流れているのは、モーター利用のロストアラームのビープ音のところです。この時も瞬間的に2A程度の電流が流れています。
機体にバッテリーを繋いでほっておくと30秒でビープ音が鳴る設定ですが、これを長く続けるとモーターが熱くなってますがこのデータから納得です。

2 件のコメント:

  1. nobさん、こんばんはvuvuです。

    3種類の方法で計測なんて凄いですね~!

    ・・・って言うか、ローター回転数7,000rpmって凄過ぎですぅ~!(^○^;)
    ちなみに、ピニオンは何tでしょうか?

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  2. ヴヴ様
    ピニオンは10T、モーターは12000KVです。回転数は高くまで回りますが多分トルクはないような気がします。

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