2014年9月8日月曜日

マイクロモーターの手巻き方法 (デルタ巻)

前回改修したmini cpですが、8000KVの手巻きモーターを選んで装着してみましたが、やはり物足りません。安定感は抜群なのですが、ピッチ入れた時の回転落ちがあり、トルク不足のようです。

で、同じ8000KV目標で、別に手巻きしてみようと思います。

今まで、モーターを分解したときや、手巻きした時のデータを保存してあるのですが、


8000KVだと、HP08Sかgeardown unit月の8500kvが参考になりそうです。

手持ちがあるポリウレタン線は、0.18なので、0.18ダブルの9回巻で行こうと思います。

ポリウレタン線の長さは経験上、適当に55cmに切りました。

使うモーター缶は、walkera純正を使います。


上記写真のところまでモーターを分解し、ステーター(電磁石のコア部分)だけを取り出します。

55cmに切ったポリウレタン線を2本合わせて、最初のステーターに巻いていきます。巻く方向はどちらでもいいようですが、最初に巻いた方向ですべて統一する必要があります。巻きはじめは少しポリウレタン線をコネクター接続用に余らしておきます。


1つに巻いた状態。この後、ステーター2個飛ばして3個目に同じ巻き方をします。


2個目が完了した状態です。これをもう一度繰り返します。


これでU相コイルの完成です。この場合上から見て時計回りにコイルを巻いています。
続いてV相コイルです。時計回りに最初のステーターの隣のステーターから巻き始めて3個巻きます。


V相完了時です。同じことをW相でも行います。


全てのコイルが巻終わりました。

巻くときは相当引っ張りながら巻かないと巻ききれません。

で、U相の巻始めとW相の巻終わりを一束にまとめて4本のポリウレタン線の束にします。
同じくU相の巻終わりとV相の巻始め、V相の巻終わりとW相の巻始めを一束にしておいてベアリングケースにはめます。この時回らないようにネジロックできっちり固定します。


後は、シュリンクチューブをかぶせて、コネクターを半田付けすれば完成。


完成したモーターのKV値を測ってみました。


あれ、12600KVです。狙いと違いました。

で、もう一つある缶に今度は0.16mmダブルで11回巻を作ってみました。

ところがこれも12000KV???

良く解かりません。

家にあるストックのマイクロモーターを改めて測定したところ、


左から、

13500
16300
5100
13000
12600
右の二つは脱調して回らずでした。

使い込んだものが多いので永久磁石が劣化しているかもしれませんが、みんな高めです。

その中でひときわ小さいのが、5100ですがこれはほかに比べると缶の長さが長いです。これも関係してるかもです。

というわけで、ちょうど8000kvはできなかったので、力のありそうな、walkera純正の12600kvを何とかt買えないか検討してみることにします。


2 件のコメント:

  1. おお!これは永久保存版ですぅ~!
    でも、狙ったKV値にするのは難しそうですね・・・(^_^;)

    返信削除
  2. 是非挑戦してみてください。
    確かに、KV値はどんなパラメーターがあるかもっと調べる必要がありますね。

    返信削除

誰でもコメントできるように設定変更しました。