このところちっともまともに飛んでくれないgenius cp。ホバリングがやっとです。
その原因はどうもバッテリーにありそうです。
使っているバッテリーは、悪名高いturnigy nano-tech 300mahですが、買った当初は勢いよく飛んでしたのがこの頃は背面など充電直後でも無理になってきました。
で、バッテリーの内部抵抗を測ってみることにしました。
測定方法は
①バッテリーの解放電圧を測る・・・v1
②負荷をかけながら、その時の電流 I と電圧 v2 を測る
③(v1-v2)/Iを計算すると内部抵抗が求まります。
計測したシステム
負荷にgenius cpを使いました。3Sバッテリーは電圧計の電源で、計測するのは1Sのnano-techです。
無負荷時の電圧は4.047Vでした。
負荷をかけた時は3.8Aの電流が流れ、3.449Vまで電圧降下しています。
この値から、内部抵抗を計算すると、(4.047-3.449)/3.8=0.1575→157mΩとでます。
それとは別に、ホビキンで買ったmega4 in 1というバッテリーチェッカーで簡易的に内部抵抗が測れます。
測るたびに値が変わりますがこの時はちょうど150mΩ前後を示しています。
なんとなく正しい値が出るので、残りのnano-techをすべて測ってみました。
結果は
最大が255mΩから一番小さくて100mΩでした。
ちなみにこの時のスラストを測ってみると61gしかありませんでした。自重が50gあるので、これではスタント飛行は難しそうです。
新品の300mah(解放電圧4.01V)のlipoを計測すると内部抵抗100mΩ程度でした。
これで、スラストを測ると84gでこの時4.3A流れて電圧降下が3.54Vでした。
これも計算してみると内部抵抗109mΩとでます。
同じnano-techでもV120D02Sに使っている750mahの内部抵抗は40mΩ程度ですから、1Sのバッテリーは最初から内部抵抗が高いのかもしれません。
この実験で思いついたlipoの再生方法。正確には劣化したlipoを使う方法ですが、
300mahで内部抵抗150mΩのlipoを並列接続し、600mahの1S2Pとして使うと、並列の抵抗値は逆数の和の逆数ですから75mΩになり、同じ4Aの電流を流すとすると、1S1Pでは3.4Vまで電圧降下してしまうのが1S2Pなら3.7Vまでしか落ちません。
バッテリーの重量の8gが増加したとしてもスラストが61gしかないより84g出たほうが差引飛びはよさそうです。
こんな計算合ってるかどうかわかりませんが、今度実際に飛ばして試してみることにします。
それにしても新品のバッテリーで自重の2倍に満たない推力しか得られないでは大したスタントはできそうにありません。推力が足りない原因はほかにもありそうです。
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