2015年1月26日月曜日

ジンバルコントローラー着弾!

クッション付封筒という簡易包装で届いたコントローラーですが、説明書も設定ソフトも何もついてません。こうゆう物はソフトなければただの板です。

買ったのはここ


で、GOOGLEの画像検索で同じパーツ配置の基盤の写真を探してみると、どうやらBASECAM ELECTRONICSというロシアのメーカーのSimpleBGC 8bitのバチものみたいです。最近は32bitの3軸が主流みたいで相当古い機種みたいです。このメーカーのダウンロードサイトから最新ファームと設定ソフトをダウンロードしインストールしてみました。

が、うんともすんとも反応しません。よくサイトを見るとこのソフトはオープンソースではありません使いたいなら連絡を的なクレジットがあります。どうやらロックされてるみたいです。

ん~、バチ物の宿命で、文鎮化のリスクはあるのは覚悟してましたが、あきらめきれません。

で、いろんなサイトを探すとRCGで、同じことで困ってる人が質問していて、そのツリーの中でファイルが見つかりその中にURLが載ってるのを見つけました。

恐る恐るクリックすると、有名中華ダウンロードサイトのBAIDUにつながって、フリー版がダウンロードできるみたいです。しかし、さっそくダウンロードするも、LINKまでで設定できません。



更に検索しているとOPENSORCEのファームが見つかりました。これはHKのサイトで少し形が違うけど同じMCUを使ったジンバルのページのFILEタグに載ってるURLからたどり着きました。



で、えいやでこれをダウンロードインストールしてみると、ARDUINO IDEを使って書き込むのですが、なんとLINKしますし、設定の書き換えもできます。この辺がバチもの使う場合の怖いものなしの強みです。

ラッキー!

しかし、苦労は今回はこれでは終わりませんでした。

ファーム書替えて電源入れると、ジンバルどころか、カメラがでたらめに動き始めます。多分いつものごとくPIDの調整です。デフォルトが無いので試行錯誤するもまったくハンチングが収まりません。

で、諦めかけた時に先週末飛行場でマルチコプターで空撮やってる権威に会うことができ、いろいろ話を聞くことができました。

まずはジンバルの重心がきっちりあってないとダメみたいです。で、設定はPID以外にモーターパワーというのがあってこれのとの兼ね合いで調整していくらしいという情報を得ました。しかも几帳面にどこかのサイトにあった設定値がメモ帳に載っていたのでこれをコピーさせてもらいました。

ここまで解れば鬼に金棒です。

まず重心チェック!・・・OK

デフォルト値入力・・・OK

で、テスト・・・全く駄目です。変化なし!

まあ、デフォルトと言ってもカメラの重さやブラシレスモーターのパワーなんかで変わるのは想像できます。

で、試行錯誤すること2日間

なかなかうまく行かない原因は、2軸を同時に設定しようとしたことです。調整されてない他の軸のハンチングが影響してもう一方がうまく調整できません。しからば、一方を殺して(すべて0にして)動かないようにして他方を調整する方法で何とかできそうです。

しかも、面白いことにソフトにLIVEモードがあって、2軸それぞれの動きをグラフで見ながら、値を変えるとリアルタイムにジンバルの動きが変わります。これは便利です。

何とか苦戦の末、うまく動作する設定値を見つけられました。

やった!と思ってlink切ってテストすると、あれ?また最初のガチャツキに戻ってます。

どうやら、LIVEモードでは、パソコン側の設定値がダイレクトにジンバルに反映されるのですが、SAVEはされてないみたいです。折角うまく行った設定値は保存せずソフトを終了してしまったため残ってません。

結局また最初からやり直しです。よく見ると一番最初のタグのページに保存のボタンがあります。が、PID設定画面にはそれがありません。

手順としては

LIVEモードで設定した後、最初のページに戻ってSAVEボタンを押す。必要ならパソコ
ンのファイルとしても保存する。

です。

この手順を忘れると設定はジンバルには全く反映されません。

まあ、こんなドタバタが面白いといえばそうなんですが、かけた時間と労力を考えると、TAROTあたりの2軸ジンバルコントローラーが5000円ほどで買えるのでその方が良かったかもしれません。

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