2012年5月31日木曜日

mini cpと gcpの比較 その2

QLOOKアクセス解析 前回、mini cp ホバリングとピルエットの項

でバッテリー・サーボの配置など見てわかる違いをアップし、この段階では、中心付近に荷重が集中しているmini cpのほうが慣性重量が少なく、その結果としてホバリングの安定性が向上しているとの感想をアップした。

しかし、もう少し詳しく調べてみると、一見してわからない違いが見えてきた。genius cpの設計にもそれなりの理由があることがわかった。

下の写真は、モーターの固定ネジをはずし、メインシャフトが自由に回転するようにして、ローターヘッドを持って機体を垂直にして写したものだ。(バッテリーは所定の位置に装着)

(それぞれの機体は、モーター直結になっており、そのまま垂直にしてもモーターの抵抗でわからない)

geninus cp


mini cp


gcpは重心とマスト位置がぴったり合っている。それに対して、mini cpはかなりテールヘビーであることがわかる。

このままの状態で、上空へ持っていったら、mini cpはロールでよれるが、gcpはよれない(もちろん他の設定ができていればであるが)。

mini cpはテールヘビーだから、ホバリングでエレベータトリムをかなりダウンに入れておく必要があるが、このままの重心とトリムでロールさせたら、機体が垂直になったとたんテールが下がり始め、機首は軸に対してトリム方向に動き始めることになり、よれよれになること間違いなし。


メインギアの歯数も違っていた。

gcp 64枚
mcp 61枚

モーターピニオンはモーターの大きさがまったく違うにもかかわらず同じ9枚だ。

で、ギア比は

gcp  7.11
mcp 6.78

と微妙に違ってくる。これだけ共通部品が多いにもかかわらず、ピニオンの歯数で調整するのではなく、メインギアをそれぞれ別の部品としている。

gcpのほうがモーターが小さいのでトルクが足りないのだろうか?

しかし、walkera純正のgcp用ブラシレスキットのピニオン数は10枚になっている。
結果ギア比は6.4になる。

mini cpはホバリング性能重視、gcpはブラシレスに換装すれば上空もきれいに飛ぶ上級者向けという位置づけなのだろうか?



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