2012年9月2日日曜日

室内背面練習機の改良

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今日は2S化した02Sの初フライトの予定でしたが、出かけようとしたら大雨が降ってきて延期です。明日も雨の予定、来週は晴れるといいですが。

で、室内で、前回最悪だった背面練習機ですが、一応完成したものの、実際飛ばしてみると、舵が効きにくくおよそ実機の練習とは程遠いものになってしまいました。

で、改良を試みます。

完成写真です。



此処へ行き着くまでの経過は、まず前回の改良案でこんなものを考えました。


何を改良するかというと、まず重量 次に重心です。

重量は、天井から吊るした重りでキャンセルしているとはいえ、舵が効きにくくなってる最大の原因だと思われます。

また、重心がフレーム(余計なもの)が頭についているのでかなり上のほうに上がっていて、かつローターは下から持ち上げる形なので非常に安定性が悪くなってます。

改良案は、フレームをもっと軽いカーボンロッドで構成するというものです。
剛性を確保するために、ビニールハウスの骨のようにカーボンロッドを円弧状に曲げて対角に配置しフレームを構成したらどうかというものです。

上下の図は、REVIT ARCHITECTUREという建築用の3D CADソフトで検討しているので、寸法表示が異常にデカくなってます。


円の半径を割り出し円弧の長さを出すのは、高精度計算サイトを利用しました。


長さ453.532mmと出ました。これなら1mのカーボンロッド1本で済むので家の在庫で何とかなりそうです。


ところが、前回の練習機の下部の補強に使っていた20cm角のカーボンロッドを再利用するつもりでしたが、上記円弧カーボンロッドフレームでローターが円弧に当たらない長さを割り出すと下部フレームは25cm角必要なことがわかりました。カーボンロッドをまた発注する必要がありますので、今日はこれまでということになりました。

しかし、前に踏みつぶしメインシャフトが折れたままのローターグリップとセンターハブを眺めていると、センターハブを何とか加工して出来そうな事を思いつきました。

まず、穴あけです。

ピンバイスで真ん中に穴を開けます。直径は1.2mm、1.4mmのビスがもめる大きさです。
写真は上からバイスを刺していますが、反対側からやると簡単にセンターに開けられました。

これに、


プラ棒3mmφで作ったカラーを挟んで、2×5×2のベアリングをダブルで
配置します。

ベアリングの外側にまた内径5mmのカラーを付けますが、
これには背面時のスキッドを取り付けます。

これも、カーボンロッドとシリコンチューブで形を作り、瞬間で接着したものです。

1回目の試作は、上記カラーが短く、弄っているうちに、ベアリングがガタガタになってしまいました。



で、カラーを長くしベアリング部の2mmボルトも長くして再製作です。



3mmのプラ棒に2mmボルトがねじ込めるタップを切るため、かなり肉厚が薄くなってしまします。

で、

電線の中の導線でぐるぐる巻にして、またもや瞬間でこのコイルを固めました。

あとはテールと接続し、背面スキッドがくるくる回らないようにして完成です。

一度、背面で飛ばしてみたところ、1F目で飛び上がる前に倒れて背面スキッド破損。自分の腕では1.5m立方のの空間では背面ホバリングは無理だと思い知らされました。


折れたのは、伸ばしたカラー部で2mmボルトの先端で折れていました。なので、この部分の改良として、カーボンパイプをかぶせる改良と、スキッドを大きく(所謂 アメンボ)を取り付けました。


重量は、300mahのナノテクを一緒にして、

53gですから、重量は大丈夫そうです。
一番苦労したのは、背面時スキッドになるベアリングの芯出しですが、

万力にピンバイスを固定し、プラ棒をリュータにセットして、回転させながら開けるとかなりきれいに芯を出す事がわかりました。

今日は、ここまでで時間切れ。とりあえず正面ホバは同じ様にできました。明日、もっと広い部屋でやってみます。

2 件のコメント:

  1. ども、クマー隊ですー。
    このカーボンをつないでいるのは、シリコンチューブでしょうか?
    あるいは、シュリンクチューブか何かでしょうか?
    しかし、スゴい工作力ですね~♪

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    1. クマー隊様
      1.5mmのカーボンロッドで、内径1.4mmのシリコンチューブを使って瞬間接着です。
      それだけでは、シリコンの復元力で外れそうなので上から銅線で結いてます。

      現在 製作100%フライト0%状態です。
      何の趣味だかわからなくなってます。

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