2014年2月4日火曜日

V120D02Sを解析する・・・6(バッテリーの放電能力)

バッテリー能力のテストです。ちょっと驚きの結果です。

比較するバッテリーは
nano-rech 350mah 65c-130c と zippy 350mah 20cです。



放電能力と言ってもどうやって測ったらよいかわからないのですが、
指標としては、
1.どれだけ電流を流せるか
2.放電している時の電圧降下の度合い
などがありそうです。

同じセル数、同じ容量で放電能力にどのくらい違いがあるかを見てみます。
この65Cはよほど電流が流れるのかコネクターがXT60です。このコネクターは60A迄大丈夫な設計だそうです。
 
JSTの赤プラグはMAX 3Aになってます。これって15Aも流して大丈夫???
 
ま、連続じゃないからい良いか!
 
測定は、前回と同じヘリと設定で、バッテリーだけを交換して比較します。
20CだとMAX 7A、65Cだと22.75A流せる能力がありますが、前回のテストでは20Cでも13A流れてました。
 
ログデータです。比較のために前回のデータに電圧を加えて並べてみます。(ダブルクリックで拡大します)
 まずピッチ0
スロカ0-100
ガバナーオフ
です。

20C


65C


 
最高回転数  7130:7398RPM
最大電流    8.33:8.98A
電圧降下    6.34:6.6V
 
次にピッチ-12.7-+13
スロカ0-100
ガバナーオン(4500)
です。

20C


65C


 
65Cは回転数の落ち込みが4000回転まで、流れる電流は19Aに達しています。しかし、電圧降下は6.6Vまでです。
優秀! これなら-13-+13フルに使えそうです。でも、持たないかも?
 
内部抵抗を測ってみました。
20C 100mΩ、65C 50mΩです。

バッテリーの重量は




20g:39gですから19g違います。

しかし、これでは危険?このバッテリーを使う場合は20AのESCを使う必要がありそうです。
ESCの重量増が10gとして
トータル29gの増加になります。

性能は上がるけど、重量は増えるので微妙でしょうか?
 
いつもV120D02Sに使ってるのは20Cですが、これでも十分な飛行ができます。

6 件のコメント:

  1. nobさん、こんばんは

    20Cと65Cでこんなに違うとは驚きですね!
    しかも、20Cでは5.5Vくらいまで下がるんですね~!(^〇^;)

    サイズや重さも、こんなに違うとは知りませんでした。(^_^;)

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    1. ヴヴ様
      そうなんですよ〜
      しかも65C〜130Cですからまだまだ余裕があります。最高45.5Aまで流せる能力がありますからね。この実験結果はモーターかESCの能力で決まってる回転数ですからね〜。

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    2. nobさん、こんにちはvuvuです。

      私も、V922用リポ2本使った、なんちゃって2Sの時と、2Sリポでは回転数やパワー感がまるで違ったので、影響が大きいとは思っていましたけど・・・
      2Sリポ同士でも放電能力の差は歴然なんですね~!

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    3. ヴヴ様
      バッテリーは馬鹿にできないという事が良く解かりました。しかし、電流が半端なく流れるので飛行時間は短くなるのでしょうかね?

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    4. nobさん、おはようございますvuvuです。

      実際のフライト設定では7000rpmまで上げませんよね?
      バッテリーにパワーがあれば急負荷に対して落ち込みが少ないって事じゃないでしょうか?

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    5. ヴヴ様
      いや、グラフを見てもらえばわかる通り、4500rpmでガバナーオンの状態でフルピッチかけると19A流れてるので、実際の飛行でも流れるはずです。

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