2012年8月26日日曜日

V120D02S 2S化 連載 11回 やっと完成 設定・調整

QLOOKアクセス解析 モーターが到着したことで、やっと機体が完成しました。

完成機体の記念写真です。




手前は、オリジナルのV120D02Sです。(置き方間違えた)

2Sモーターは、8000KVとKV値が小さいので、ひょっとしたらコギングも小さく始動性もよいのではないかと期待してましたが、手で回した感触では1S 16500KVと同じくらいコギングは強いです。

さて、完成機体の調整です。

まずは一番気がかりな機体重量はどうなっているかですが、

補強や機能付加でかなり機体重量が増加しているはずです。果たして飛べるか?との懸念もあるほど機体を持った感じは、オリジナルに比べて、重く感じられます。

で、測定。バッテリーは2S 300mahを着けて計ってみました。

129g…かなり重たい。オリジナルは1S 600mahを載せて99gだから 3割アップです。

原因は受信機とエクストラアンテナの重量が大きいです。

次は、ZYX-S 3軸ジャイロの設定。


パソコンと接続し、こんな画面で設定を行います。

最初は、右上のsetupボタンを押して、CCPM形式、サーボのトラベルアジャスト、サブトリム、リバース設定 3軸ジャイロの方向などを説明通りに行います。

これがあれば、プロポは5CHの普及品があれば十分です。高級プロポ側の機能を使う必要が全くありません。

ジャイロの味付けは画面上部に並ぶボタンでワンクリックで行えます。

とりあえずは3D SOFTに設定。

次に、今回用にESCを追加発注してました。右は一緒に発注した、次の改造予定のMINI CP用のXP-7Aです。


これにも組み込んだBLHELIのガバナーの設定。前回テスト済なのでそのままの設定をとりあえず使ってみます。

ここまでやれば、次はテストベンチでの計測です。


今回は、くるくる回るテストベンチを使用してみました。

電源を繋ぐとしばらくセルフテストを行い、バインド完了となります。

どうせ、脱調でモーター回らないだろうなと思いながらスロットルスティックをゆっくり上げていくと、なんとスムーズに回り始めました。これは意外でした。

試しに、ESCの設定で、モーター進角を、medium lowからmideumに進めてみても大丈夫そうなので変更しました。

ところが、テールの抑えが全く効きません。最初は、くるくる回ってテストベンチに電源線が絡みつきました。

テールサーボの向きやジャイロの方向を確認し、サーボの向きが逆なのを直して、再挑戦。

ノーマルモードは、ジャイロがヘッドロック(AVCS)じゃないので、ゆっくり左に回転します。

リンケージで直そうとしましたが、リンク1回転で、右左が変わって中立点が見つけられないまま、ヘッドロックモードにしました。

調整後かなりハードに左右に振ったり、ピッチのアップダウンを繰り返しましたが、摩擦で止まっているテールシャフトが移動することはなかったので、テールクラッチの仕様はこれで良しとします。

ただ、ジャイロ感度はZYX-Sの推奨値の68%ではハンチングが出るため、60%に下げざるを得ませんでした。

これは、かなりの懸念事項です。感度を下げたため、急激なラダー操作の後少しお釣りが来て、ピッタと止まってくれません。ジャイロの固定方法なのか、テールシャフトの材質に問題があるのか?そもそも120クラスにこのジャイロを使うのが間違っているのか?

この辺は実際飛ばしてみての調整になりそうです。

さて、機体重量増加に見合うパワーアップはあるのか?推力測定です。

今回はついでに電流も計ってみました。



ガバナーのスロットル設定は、

ノーマルモード 60%フラット
ST1モード    64%フラット
ST2モード    68%フラットです。

結果

ノーマルモード(ピッチ-3°~9°)では3500回転を維持 電流はホバリング時2.2A

ST1(ピッチ-6°~12°)でも3750回転を維持 電流はゼロピッチで2.2A~最大(ピッチ12°時)5.4A

ST2(ピッチ-12°~12°)では、3800回転~4100回転~3800回転 電流は最大6.3A(ピッチ12°時)でした。

さすがに回転数維持はできませんが、回転の落ち込み度合いは少ないようです。

しかし、6.3Aも流れていると300mahのバッテリーでは

0.3÷6.3×60(分)=2.8  飛行時間2.8分です。

ピッチ12°でずっと飛んでるわけではないのでもっと長いとは思いますが。

ちなみにホバリングでは

0.3÷2.2×60=8.1(分)ですから、1S 16500KV 600mahと変わらないことになります。

これってかなり優秀??

で、



推力は、ST2 ピッチ12°で なんと314gでした。


1S 16500KVモーターの時は、200g前後でしたから、1.5倍以上の値です。

パワーウェイトレシオは

1S 2.02に対して 2S 2.43 ですから2割のパワーアップです。

これはかなり期待が持てます。


これから外出のため実際の飛行は次の週末に持越しです。

以下次号

2 件のコメント:

  1. いよいよ、次回は、フライト編ですね~♪
    他の2セルにされている方のを見ても、ぶっ飛びのようです♪

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    1. クマー隊様
      ジャイロに不安が!
      フライト即墜落にならない様に頑張ります。
      nob

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