2012年8月13日月曜日

背面ホバリング練習機 その2

少し前に製作し始めた背面練習機ですが、

前回の記事はこちら http://nob-heli.blogspot.jp/2012/07/blog-post.html

1.足の強度が不足しているのでハードランディングに耐えられそうにない。

2.メインローターが床面に非常に近いため、地面効果が大きく、床面を這いずり回ってしまう。

ことがわかりましたので、なんとかその対策ができないかと試行錯誤していました。

まず、練習機の強度については、0.8mmのカーボンロッドを使って、足同士を繋ぎ補強することを考えました。


それから機体の固定は輪ゴムにしてみました。

接合部は


内径0.9mmのシリコンチューブを嵌めて、瞬間接着剤で固定しています。


これで、試飛行をやったところ、機体こそ壊れないのですが、床を這いずり回ってホバリングまで行きません。

で、最初にやった対策は


床にあたる部分に、シリコンチューブを割ったものを接着して滑りにくくするというものです。

地面効果による移動は摩擦がある間は減少できますが、浮き始めると途端に手が付けられなくなります。

結局、ひもで拘束することを考えました。

もともと、飛行場は1.5m角くらいしかないので、正面ホバリングでもかなりの技術が必要な場所です。

それとsuantanki様のご指摘のように、重量が重くなってしまっているのも解決できます。

これにも試行錯誤があります。

最初に考えたのは、

天井にフックを取り付け、自作の滑車を挟んで、釣り道具屋で買ってきた6号おもりと練習機を繋ぎます。



しかし、写真に写っているように、錘がひもに絡みつき、抵抗が増すのかヘリが降りて来なくなる事があります。

それと、只釣っただけでは、1.5mの飛行場に抑えきれなく、周囲に当たりまくります。

で、最終形は




自作の滑車を2個使い、錘とひもが絡まらないようにした事と、四方からもひもで拘束しました。これなら、周りの物に当たる心配はありません。

なんで、6号錘かというと、1号あたり3.75gらしく6号だと22.5gで、ほぼ練習機の重量と等しいからです。

実際、練習機だけで釣ると、釣り合いが取れて練習機は落ちてきませんが、ヘリを付けるとちゃんと落下します。

バッテリーの搭載は、練習機上として、マジックテープで固定しました。


しかし、飛ばしてみて、輪ゴムで固定したヘリが不安定で、挙動がおかしかったので、

マジックテープをスキッドまで抱え込んで固定するようにしました。


実際に飛ばしてみた動画を最後にアップします。

最初に軽く浮き上がるのはノーマルからスタント2へのモード切替(これには多少のコツが入ります)

途中何度か、四方の紐が伸びきってしまうところがありますが、多分この時、紐がなければ壁激突だったでしょう。

操縦感覚は、練習機が付いてるのと無いとでは大違いで、かなり性格は変わってしまっています。

釣っているのでかなりヘリの動きは鈍感ですが、気を抜くと四方のひもがローターに絡みつくこともあります。

これがあるおかげで、機体は全く壊れることはありませんが、最終的に、積極的に使うかというと、広い屋外で練習したほうがよさそうだなというのが使ってみての感想です。

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